2010年4月25日日曜日

SAS Enterprise Guide Project Converter

古いSAS Enterprise Guide 2.0のプロジェクトファイルを変換するスクリプトを、Delphiで作り直しました。仕事で過去のプロジェクトファイルがたまっているときに、わざわざ手作業で移行するのはしんどいです。しかも2.0のプロジェクトは、直接4.2には移行できません。一度、EG4.1で保存する必要があります。

実行するためには、EG4.1、EG4.2が必要です。EG2.0を4.1に変換するときにはEG4.1、EG4.1のファイルを4.2に変換するときにはEG4.2の環境で実行します。

それと、コードをエクスポートする機能を付けました。バージョンアップにまつわる同じような問題を探すときに、1つ1つのプロジェクトファイルを開いて検索することは困難だからです。
機能を下に列挙します。
  • EG2.0のプロジェクトを4.1で保存
  • EG4.1のプロジェクトを4.2に保存
  • コードタスク、クエリタスクのコードをエクスポート
  • 元のファイルのタイムスタンプを引継ぎ
これもマイナーな要件だけに、Vectorには登録しません。


SAS Enterprise Guide 4.2 - CLASSが日本語

Enterprise Guide 4.2に変えたら、SASHLEP.CLASSの中身が日本語になっていることが気がつきました。テストコード書くときに不便です。何故か反応ももっさりしていて不満です。

2010年4月11日日曜日

SAS Option Report

PROC OPTIONS VALUE; の出力を表形式にまとめるツールを作成しました。仕事で、設定値を拾い集めるのが面倒なので、作りました。あまりパラメータを変えないのですが、仕事上は網羅性が大事ということで、全部のオプションを拾っています。Vectorにアップロードするかどうかは未定です。マイナーすぎて需要がなさそう。

2010年4月9日金曜日

SAS 9.2の新機能 SAS Download Managerとは?

SAS 9.2から新しく追加された SAS Download Managerが何物なのか調べました。結論としては、日本では使えないツールです。SASテクニカルサポートにも確認しました。

そもそものきっかけは、次の仕事に備えて、SAS9.2のソフトウェアデポに含まれているライセンスを更新しようとしたところから始まります。デポの管理でライセンス情報を更新しようとしたら、??あれSIDを入れ替えるボタンが無いことに気がつきました。

調べていくとSAS Download Managerでライセンス情報を更新するようになっていることが分かりました。使用法ガイドを読むと

>Javaで開発されたソフトウェアで、SAS社のリポジトリにアクセスして
>選択したソフトウェアオーダーをダウンロードするのに使います。

よくわからん説明です。この”オーダー”がライセンス情報で、既存又は新規のソフトウェアデポにオーダー情報を格納するのが、SAS Download Managerです。ここまでわかってほっとしたのですが、まだ落とし穴があります。

それは最初にSASから送られたOrder Noとインストールキーを入力しないと、SAS Download Managerからオーダー情報をダウンロードできないのです。次年度更新で送られるRenewalのオーダー情報は受け付けません。泣く泣く、メールボックスを探しますが見つかりません。

DVDのメディアに含まれていたOrder Noとインストールキーを入れたら「保留になりました」と、また分からないメッセージが出ます。使用説明にあるように契約部に電話したら、まったく話が通じなくてテクニカルサポートといったりきたりして困りました。分かったのは、SAS Download Managerは日本では使えない機能であること。配置イメージは無くなっていること。では、配置用イメージ相当の機能はあるかというと良く分からないような回答であきらめました。少し悲しいです。