2018年4月17日火曜日

SAS9.4 TS1M5 - VARCHARのデータ型

同僚から聞いたネタです。
TS1M5の新機能でVARCHARが加わったそうです。資料を探したら、日本語の新機能とWhat's Newに記載ありました。

SAS9.4の新機能

What's New in SAS 9.4 National Language Support

使い方はこれから勉強です。

2018年4月5日木曜日

SAS Environment Manager 2.5 - 使いどころ

製品紹介から引用したSAS Environment Managerの説明 

SAS Environment Managerは、SAS配置の新しいモニタリングと管理システムです。リソースの自動検出、リモートシステムのモニタリング、個人用ダッシュボードと役割ベースダッシュボード、アラート、視覚化などの機能が実装されています。中間層とSAS Server層の両層のサーバーに対する、Webベースの管理、操作、事前予防型のモニタリングを提供します。SAS Environment Managerには、エンタープライズレベルの操作機能を提供するために、VMwareのHypericテクノロジの一部が組み込まれています。

私の説明

もしあなたが以下の条件に当てはまるならば、SAS Environment Managerの利用を推奨します。あまり浸透していないようですが、構築および運用で役立つ機能です。

  • SAS 9.4 Intelligence platform構成でかつ複数サーバ構成 
  • システムの安定稼働で監視が必要
  • 負荷テスト、ロングランテストで設定を調整したい

勧める理由

デフォルトで定義されているアラートでSASのエラー、Web Application Serverのヒープの枯渇など多く情報を収集してくれます。しかも複数サーバ構成でも、SAS Environment Managerのダッシュボードで把握できます。アラートの種類は多くて、経験測に従うよりかは網羅性が高いです。アラートですが、検索で”Service Architecture Alert Definitions"で検索すると一覧が出てきます。

負荷テスト、ロングランテストでWeb Application Serverの処理時間やTime Outの件数、クライアント数など豊富な指標(Hyperic HQ用語でメトリックス)が取得できます。SAS固有のメトリックス以外にも、CPU, Free Memoryなども取れます。メトリックスの値はチャートからCSVファイルに保存できますが、 Hyperic HQのコマンドを使って、テキストファイルに抽出することもできます。

負荷テストが求められる規模のシステムであれば、インスト、構成、初期設定の後にSAS Environment Managerを設定して、負荷テストで発生するアラートやメトリックスを点検することをお勧めします。

よくチェックするアラート

アラートの定義は多数ありますが、私がよくチェックしている項目を挙げます。アラートの一覧を知りたければ、検索で"SAS Environment Manager Service Architecture Alert Definitions"で検索すると資料が見つかります。

  • Webapp CPU Time in Garbage Collection > 30%
  • Excessive Time Spent in Garbage Collection
  • Webapp Heap Free Memory < 5% of Max
  • Workspace Server ERROR message in log
  • Logical Workspace Server Timed Out Clients
  • Object Spawner ERROR message in log
  • Metadata Server ERROR message in log
  • SASWork Disk Use % > 95
  • SASHome Disk Use % > 95
  • SAS License Termination

その他

SASのサービスを起動、停止もできるのですが、他の運用ルールとの兼ね合いがあるので喧伝していません。下手にユーザがサービス上げ下げすると困るから。もちろん、役割を定義してサービスのコントロールを実行できないようにすることも可能です。