SAS Log Utilityの概要について説明します。
概要
SAS Log Utilityは、SASプログラムが出力するログファイルを分析して、パフォーマンス診断や入出力の解析に役立つ情報を作成します。SAS Log Utilityを使うと以下のことができます。
- SASプログラムの処理時間をDATAステップで集計して、ボトルネックとなっている処理を見つけることができます。
- SASプログラムがどのようなデータを読み書きしているか、DATAステップ又はプロシージャ単位で捉えて、データの流れを理解することができます。
- MPRINTのログを捉えて、マクロ単位の処理時間を集計します。
- 複数のSASプログラムがどのようなデータを読み書きし、プログラム間でのデータの連携を可視化します。
- SASログからDATAステップ/プロシージャ単位の処理時間を抽出
- SASログから処理時間を抽出し、データセット単位で処理に要した時間を集計
- SASログからDATAステップ/プロシージャの入出力を抽出し、データの生成、読み取り、更新、削除の流れを表形式に出力
- 設定ファイルの切り替えで、日本語と英語のSASログに対応
- エラーにつながるNOTE:のメッセージをSASログから捕捉
- INIファイルを追加、修正して日本語、英語以外のSASログを解析可能
- SASログからMPRINTのログを抽出し、マクロ単位の処理時間を集計
- SASログの分析結果をExcelに出力
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