年末年始の休みを使って、SAS Log Utilityを更新しました。
- 潜在的な問題のパターンをINIファイルに定義
- ログを解析するためのパターンをINIファイルに定義
Vectorに新バージョンの登録を依頼しました。SAS Log Utilityは仕事でもっとも良く使うツールです。これまで、SASのバージョンアップの度に、マッチングのパターンを変えてはビルドしていました。とはいえ、いつも同じバージョンのSASを使っていないので、その都度直してビルドするのは面倒です。そんな理由で、設定のフォームを作って修正できるようにしました。
追加したOptionsのメニュー
バグに繋がりそうなNOTE:のパターン
処理時間、データセット名を捕捉するためのパターン定義
マッチングのパターンですが、"Keyword Setting"では、データセット名やファイル名などのメタ文字を定義できるようにしました。たとえば"[:dsn:]"でデータセット名のパターンを定義します。これは、Nリテラルのデータセット名をすっきりと定義、参照するために実装した機能です。
定義しているパターン(Keyword)の件数は固定です。このパターンは、行の種類を特定するためと、行の中に含まれる情報を抽出するための2種類があります。情報を抽出するとは、「999 オブザベーション」とかのデータ数、データセット名、ファイル名などを取り出すことです。
それと英語のパターン定義は、外しました。将来、多言語対応で設定を切り替えられるようにするため、いったんパターンから外しました。
INIファイルの書式が、桁固定で分かりにくいが、それはゆくゆく直します。いまは使えることの方が大事なので後回しです。
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