製品紹介から引用したSAS Environment Managerの説明
SAS Environment Managerは、SAS配置の新しいモニタリングと管理システムです。リソースの自動検出、リモートシステムのモニタリング、個人用ダッシュボードと役割ベースダッシュボード、アラート、視覚化などの機能が実装されています。中間層とSAS Server層の両層のサーバーに対する、Webベースの管理、操作、事前予防型のモニタリングを提供します。SAS Environment Managerには、エンタープライズレベルの操作機能を提供するために、VMwareのHypericテクノロジの一部が組み込まれています。私の説明
もしあなたが以下の条件に当てはまるならば、SAS Environment Managerの利用を推奨します。あまり浸透していないようですが、構築および運用で役立つ機能です。- SAS 9.4 Intelligence platform構成でかつ複数サーバ構成
- システムの安定稼働で監視が必要
- 負荷テスト、ロングランテストで設定を調整したい
勧める理由
デフォルトで定義されているアラートでSASのエラー、Web Application Serverのヒープの枯渇など多く情報を収集してくれます。しかも複数サーバ構成でも、SAS Environment Managerのダッシュボードで把握できます。アラートの種類は多くて、経験測に従うよりかは網羅性が高いです。アラートですが、検索で”Service Architecture Alert Definitions"で検索すると一覧が出てきます。負荷テスト、ロングランテストでWeb Application Serverの処理時間やTime Outの件数、クライアント数など豊富な指標(Hyperic HQ用語でメトリックス)が取得できます。SAS固有のメトリックス以外にも、CPU, Free Memoryなども取れます。メトリックスの値はチャートからCSVファイルに保存できますが、 Hyperic HQのコマンドを使って、テキストファイルに抽出することもできます。
負荷テストが求められる規模のシステムであれば、インスト、構成、初期設定の後にSAS Environment Managerを設定して、負荷テストで発生するアラートやメトリックスを点検することをお勧めします。
よくチェックするアラート
アラートの定義は多数ありますが、私がよくチェックしている項目を挙げます。アラートの一覧を知りたければ、検索で"SAS Environment Manager Service Architecture Alert Definitions"で検索すると資料が見つかります。- Webapp CPU Time in Garbage Collection > 30%
- Excessive Time Spent in Garbage Collection
- Webapp Heap Free Memory < 5% of Max
- Workspace Server ERROR message in log
- Logical Workspace Server Timed Out Clients
- Object Spawner ERROR message in log
- Metadata Server ERROR message in log
- SASWork Disk Use % > 95
- SASHome Disk Use % > 95
- SAS License Termination
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