で、いろいろ調べてみてうまくいった方法を書きます。 $(BDS)\bin にあるdefault_app.manifestを探しだして、compatibilityセクションを書き加えてビルドします。下がmanifestのファイル、この15-20行目が追加したセクションです。 manifestにWindows7互換という条件を加えることで、UAC互換性アシスタントを回避しています。
SASプログラムとログを解析するユーティリティを開発するための備忘録です。This is a memo to develop utility that analyzes the SAS log.
2013年12月14日土曜日
「このプログラムは正しくインストールされなかった可能性があります」を回避する方法
Windows 7 + Delphi XE2で開発していますが、以下のメッセージを抑制する方法をメモしておきます。アプリケーションにインストールと思しきキーワードが入っていると、OS側でアンインストールの手順をきちんと登録したか確認してくるのが、以下のダイアログです。
で、いろいろ調べてみてうまくいった方法を書きます。 $(BDS)\bin にあるdefault_app.manifestを探しだして、compatibilityセクションを書き加えてビルドします。下がmanifestのファイル、この15-20行目が追加したセクションです。 manifestにWindows7互換という条件を加えることで、UAC互換性アシスタントを回避しています。
で、いろいろ調べてみてうまくいった方法を書きます。 $(BDS)\bin にあるdefault_app.manifestを探しだして、compatibilityセクションを書き加えてビルドします。下がmanifestのファイル、この15-20行目が追加したセクションです。 manifestにWindows7互換という条件を加えることで、UAC互換性アシスタントを回避しています。
2013年11月5日火曜日
NOTE: 要約化中にディスク処理が発生しました。
時間が出来たときに、ツールで以下のメッセージを捕捉するように修正する。
- Processing on disk occurred during summarization. Peak disk usage was approximately nnn Mbytes. Adjusting SUMSIZE may improve performance.
- NOTE: 要約化中にディスク処理が発生しました。 ディスクの最大使用はおよそ 2454 M バイトです。 SUMSIZE の調整によって、パフォーマンスを改善できるかもしれません。
Calls a specific routine or module that resides in an external dynamic link library (DLL).
SASからWindowsのAPIを呼び出す方法を整理しています。
その理由を列挙しますと
VBScriptから制御する手もありますが、古いデータセットから順に移行したり、停止の制御を考えるとSAS1本でやるのが良さそうです。
基本はDLLを呼び出すためのI/Fを"The SASCBTBL Attribute Table"で定義して、MODULE関数で呼び出します。この仕組みが繊細で、定義を間違えるとSAS.EXEが落ちます。WinAPIの型を調べて、変数を割り当てるのは面倒な作業です。
その理由を列挙しますと
- SASのバージョンアップの作業で、Xステートメントが規制されている
- SASデータセットをCOPYプロシージャで移行するとタイムスタンプが維持できない
- タイムスタンプが変わると元ファイルが更新されたときに再転送が必要かわからない
- DOS窓からの実行だと遅い
VBScriptから制御する手もありますが、古いデータセットから順に移行したり、停止の制御を考えるとSAS1本でやるのが良さそうです。
基本はDLLを呼び出すためのI/Fを"The SASCBTBL Attribute Table"で定義して、MODULE関数で呼び出します。この仕組みが繊細で、定義を間違えるとSAS.EXEが落ちます。WinAPIの型を調べて、変数を割り当てるのは面倒な作業です。
2013年11月4日月曜日
SASからCopyFileAを呼び出して、ファイルをコピー
SASからWindowsのAPIをコールするサンプルコードです。バージョンアップによるデータの引越しで、今回はWinAPIを使ったツールを作る予定です。動作確認したのは、Windows7+SAS9.2です。
ネットにはいくつか見本が転がっていますが、PDFで文字が化けていたり、APIがまったく変わってしまったようなものもあります。素直に動くものが少ないので、いくつかの手本を元に作成しました。APIの定義をテキストで別に用意している例が多いのですが、カタログを使った例がまとまりが良いです。
ネットにはいくつか見本が転がっていますが、PDFで文字が化けていたり、APIがまったく変わってしまったようなものもあります。素直に動くものが少ないので、いくつかの手本を元に作成しました。APIの定義をテキストで別に用意している例が多いのですが、カタログを使った例がまとまりが良いです。
/* *++ * WinAPI(CopyFileA)を呼び出して、ファイルをコピー *-- */ filename winapi catalog 'WORK.Windows.WINAPI.SOURCE'; data _null_; file winapi; input; put _infile_; cards4; routine CopyFileA module=KERNEL32 minarg=3 maxarg=3 stackpop=called returns=ushort ; arg 1 input char format=$cstr200.; * FROM ; arg 2 input char format=$cstr200.; * TO ; arg 3 input num format=pib4. byvalue; * 1=Do Not Overwrite Existing ; * 0=Overwrite Existing File ; ;;;; run; filename winapi; filename sascbtbl catalog 'WORK.Windows.WINAPI.SOURCE'; data _null_; rc = modulen('*e', 'CopyFileA', 'c:\temp\foo.txt', 'c:\temp\foo_copy.txt', 0); put _all_; run; filename sascbtbl clear;
SASからSetFileTimeを呼び出して、ファイルのタイムスタンプを設定
コードに間違いがあったので修正しました。
SASからWindowsのAPIをコールするサンプルコードです。バージョンアップによるデータの引越しで、今回はWinAPIを使ったツールを作る予定です。動作確認したのは、Windows7+SAS9.2です。ネットにはいくつか見本が転がっていますが、PDFでうまく転記できなかったり、APIがまったく変わってしまったようなものもありました。
SASからWindowsのAPIをコールするサンプルコードです。バージョンアップによるデータの引越しで、今回はWinAPIを使ったツールを作る予定です。動作確認したのは、Windows7+SAS9.2です。ネットにはいくつか見本が転がっていますが、PDFでうまく転記できなかったり、APIがまったく変わってしまったようなものもありました。
/* *++ * WinAPI(SetFileTime)を呼び出して、ファイルのタイプスタンプを更新 *-- */ filename winapi catalog 'WORK.Windows.WINAPI.SOURCE'; data _null_; file winapi; input; put _infile_; cards4; routine CreateFileA module=Kernel32 minarg=7 maxarg=7 stackpop=called returns=long ; arg 1 char input format=$cstr260.; * LPCTSTR lpFileName; arg 2 num input format=pib4. byvalue; * DWORD dwDesiredAccess; arg 3 num input format=pib4. byvalue; * DWORD dwShareMode; arg 4 num input format=pib4. byvalue; * LPSECURITY_ATTRIBUTES lpSecurityAttributes (set to null,pass 0 byvalue); arg 5 num input format=pib4. byvalue; * DWORD dwCreationDispostion; arg 6 num input format=pib4. byvalue; * DWORD dwFlagsAndAttributes (set to zero); arg 7 num input format=pib4. byvalue; * HANDLE hTemplateFile (ignored); *-------------------------------------------------------------; routine CloseHandle module=Kernel32 minarg=1 maxarg=1 stackpop=called returns=long ; arg 1 num input format=pib4. byvalue; * HANDLE hObject; *-------------------------------------------------------------; routine SystemTimeToFileTime minarg=9 maxarg=9 stackpop=called module=Kernel32 returns=long ; arg 1 num input fdstart format=pib2.; * WORD wYear ; arg 2 num input format=pib2.; * WORD wMonth ; arg 3 num input format=pib2.; * WORD wDayOfWeek ; arg 4 num input format=pib2.; * WORD wDay ; arg 5 num input format=pib2.; * WORD wHour ; arg 6 num input format=pib2.; * WORD wMinute ; arg 7 num input format=pib2.; * WORD wSecond ; arg 8 num input format=pib2.; * WORD wMilliseconds ; arg 9 num output fdstart format=pib8.; *-------------------------------------------------------------; routine LocalFileTimeToFileTime minarg=2 maxarg=2 stackpop=called module=kernel32 returns=long ; arg 1 input fdstart num format=pib8.; * lpLocalFileTime // converted file time; arg 2 output fdstart num format=pib8.; * lpFileTime, // UTC file time to convert; *-------------------------------------------------------------; routine SetFileTime minarg=4 maxarg=4 stackpop=called module=Kernel32 returns=long ; arg 1 num input byvalue format=pib4.; * HANDLE hFindFile // file search handle ; arg 2 num input fdstart format=pib8.; * CONST FILETIME * lpCreationTime, // pointer to creation file time ; arg 3 num input fdstart format=pib8.; * CONST FILETIME * lpModifiedTime, // pointer to creation file time ; arg 4 num input fdstart format=pib8.; * CONST FILETIME * lpAccessedTime, // pointer to creation file time ; ;;;; run; filename winapi; filename sascbtbl catalog 'WORK.Windows.WINAPI.SOURCE'; %macro touch(path=, year=); data _null_ ; GENERIC_READ = 080000100x; /* GENRIC_READ + FILE_WRITE_ATTRIBUTES(0x0100) */ FILE_SHARE_READ = 1; OPEN_EXISTING = 3; length path $260; path = "&path"; HANDLE = modulen('CreateFileA', path, GENERIC_READ, FILE_SHARE_READ, 0, OPEN_EXISTING, 0,0); If HANDLE >= 1 Then Do; cdt_n = datetime(); MINUTE = Minute( cdt_n); HOUR = Hour( cdt_n); DAY = DAY( DatePart( cdt_n) ); DAYOFWK = WeekDay( DatePart( cdt_n) ); MONTH = MONTH( DatePart( cdt_n) ); YEAR = &year; SECONDS = 0; MSECONDS = 0; CREATED = .; CREATED1 = .; rc = ModuleN('SystemTimeToFileTime', YEAR, MONTH, DAYOFWK, DAY, HOUR, MINUTE, SECONDS, MSECONDS, CREATED); rc = ModuleN('LocalFileTimeToFileTime', CREATED, CREATED1); put rc= created= created1=; ACCESSE1 = CREATED1; WRITTEN1 = CREATED1; rc = ModuleN('SetFileTime', HANDLE, CREATED1, ACCESSE1, WRITTEN1); put rc=; rc = Modulen('CloseHandle', HANDLE); put rc=; end; run; %mend; %touch(path=c:\temp\foo.txt, year=2009); filename sascbtbl clear;
2013年9月23日月曜日
Delphi for Lex(6)
メモです。
集合型の演算でマッチングの文字列を計算していることがわかり、Unicodeの多彩な文字をどうやって吸収するか検討しています。アイディアとしては、- パターンを保持する集合型を文字列に変える
- パターンを保持する集合型を正規表現に変える
- 今のCClassを拡張して日本語の文字を識別する部分を作る
Unicodeの文字を判定する、IsControlやIsNumberを試してみたが、"1"も"1"同じ数値として判定されてしまう。if ByteType(S, i) <> mbSingleByte という条件判定で使うが、SをAnsiStringに型変換する必要がある。
2013年9月19日木曜日
Lex for Delphi(5)
忙しいなかやる気を持続させるために、まめにBlogに書き込んでします。いま一度、字句解析のコードを修正前後で比較します。文字の集合型で表している部分を、文字列に直します。元のプログラムはASCIIで#0...#255の範囲を想定しています。Unicode対応するときに、集合型から文字列に置き換えるだけでよいのか、検証していきます。
正規表現で「以下の文字を含まない」とか「改行以外の文字」を表すときに、Unicodeだとうまく集合型に収まらないのでなんらか工夫が必要だと認識しました。
2013年9月18日水曜日
Lex for Delphi(4)
考えを整理するために、修正すべきコードwriteccを貼り付けます。
実装でわかっていないのは、字句定義で"\t"としたときに、引数ccにはどのようなコード値で表されるかです。集合型から文字列に変えるのですが、ASCIIのコード値(#9)は、そのままUnicodeのコード値と同じで良いのか?BOMとか、非表示の文字を読み込んだらどうなるのか?さっぱりわかっていません。週末にでも、テストコードを書いて検証します。
function charStr(c: char): string; begin case c of #0..#31, (* nonprintable characters *) #127..#255: Result := '#' + intStr(Ord(c)); '''': Result := ''''''''''; else Result := '''' + c + ''''; end; end(*charStr*); procedure writecc(var f: Text; cc: CClass); (* print the given character class *) const MaxChar = #255; var c1, c2: char; col: integer; tag: string; Quit: boolean; begin Write(f, '[ '); col := 0; c1 := chr(0); Quit := False; while not Quit do begin if c1 in cc then begin if col > 0 then begin Write(f, ','); Inc(col); end; if col > 40 then { insert line break } begin writeln(f); Write(f, ' ': 12); col := 0; end; c2 := c1; while (c2 < MaxChar) and (succ(c2) in cc) do c2 := succ(c2); if c1 = c2 then tag := charStr(c1) else if c2 = succ(c1) then tag := charStr(c1) + ',' + charStr(c2) else tag := charStr(c1) + '..' + charStr(c2); Write(f, tag); col := col + length(tag); c1 := c2; end; Quit := c1 = MaxChar; if not Quit then c1 := Succ(c1); end; { of while } Write(f, ' ]'); end(*writecc*);引数ccで渡された集合型の文字を、印字可能なものならばそのまま出力、印字できない文字ならば数値化しています。 文字の範囲を0から255のコードを前提とした実装です。ASCIIで連続したコード値であれば、'A'...'Z'の形式で出力します。
実装でわかっていないのは、字句定義で"\t"としたときに、引数ccにはどのようなコード値で表されるかです。集合型から文字列に変えるのですが、ASCIIのコード値(#9)は、そのままUnicodeのコード値と同じで良いのか?BOMとか、非表示の文字を読み込んだらどうなるのか?さっぱりわかっていません。週末にでも、テストコードを書いて検証します。
2013年9月16日月曜日
Lex for Delphi(3)
連休の合間を使って字句解析のプログラム(dlex.exe)を調べています。
文字を保持する型が集合型(CClass)なので、Unicodeの文字を格納することができません。ここは、安直にString型に置き換えてみます。問題なのが、以下の部分です。
集合型であれば要素の順番に気を配る必要はありません。しかし、文字列に置き換えると、重複を除く必要があります。また、集合型であれば、#1...#128と短く書けますが、文字列で扱うとなると記述が長くなり、文字列定数の長さ制限に引っかかります。
騙しだましにプログラムを直して字句解析のパーサ(dlex.exe)をビルドして、サンプルの字句解析プログラムを生成してみました。しかし、サンプルとして出力されたコードと比較すると、微妙に差が出ています。惜しい!
文字列の重複を排除するためにTStringListを使っていますが、英字の大文字/小文字を無視しているように見えます。CaseSensitiveのプロパティをTrueにして、まだコード生成、比較をします。これで差異を生じている部分は残り2箇所になりました。
さらに、Unicodeの字句定義が通るか検証します。exprlex,lを修正して、指数表現の[eE]の部分をひらがなの”あ”に置き換えます。
dlex.exeで字句定義からコードを生成します。
字句定義を修正する前後で、コードと比較します。 右側の集合型の定数部部分にひらがな”あ”の文字がありません。うまくすれば、"あ"の文字が入るかと思いましたが、いずれにしろ集合型だと日本語の判定は正しく判定されないので、これで当面はOKです。
残りの作業を整理します。
続きはまた来週
文字を保持する型が集合型(CClass)なので、Unicodeの文字を格納することができません。ここは、安直にString型に置き換えてみます。問題なのが、以下の部分です。
- 集合型の演算(和集合、差集合、積集合)
- 定数の連続値(1...128)
集合型であれば要素の順番に気を配る必要はありません。しかし、文字列に置き換えると、重複を除く必要があります。また、集合型であれば、#1...#128と短く書けますが、文字列で扱うとなると記述が長くなり、文字列定数の長さ制限に引っかかります。
騙しだましにプログラムを直して字句解析のパーサ(dlex.exe)をビルドして、サンプルの字句解析プログラムを生成してみました。しかし、サンプルとして出力されたコードと比較すると、微妙に差が出ています。惜しい!
文字列の重複を排除するためにTStringListを使っていますが、英字の大文字/小文字を無視しているように見えます。CaseSensitiveのプロパティをTrueにして、まだコード生成、比較をします。これで差異を生じている部分は残り2箇所になりました。
さらに、Unicodeの字句定義が通るか検証します。exprlex,lを修正して、指数表現の[eE]の部分をひらがなの”あ”に置き換えます。
dlex.exeで字句定義からコードを生成します。
字句定義を修正する前後で、コードと比較します。 右側の集合型の定数部部分にひらがな”あ”の文字がありません。うまくすれば、"あ"の文字が入るかと思いましたが、いずれにしろ集合型だと日本語の判定は正しく判定されないので、これで当面はOKです。
残りの作業を整理します。
- コード生成でcc:の集合型の部分を出力している箇所を突き止める。
- サンプルの出力コードと一致するように調整する。
- 出力されるコードを集合型から文字列に直す。
- 文字コードの判定で#128...#255までの指定が意味あるか調べる。
続きはまた来週
2013年9月15日日曜日
Lex for Delphi(2)
字句解析のプログラム生成を検討し始めたばかりで、考えを整理します。生成されたコードを改変して動きを検証した後は、コードを生成するツールの直し方を考えます。生成されたコードと同じく課題は集合型で実装されたコードです。字句の情報を保持するlexbase.pasの中で、修正すべき部分を示します。
この集合型を使うと重複無く文字を足し引き出来るのが利点です。dlex.exeの実装を調べると、集合型を使った演算がいくつかあります。
しかしながら、Unicodeの文字を保持できない。型CClassをString型に変えて、参照、操作の仕方を片っ端から変えればいけるのか試してみます。
type (* String and character class pointers: *) StrPtr = PString; CClass = set of char; CClassPtr = ^CClass;
この集合型を使うと重複無く文字を足し引き出来るのが利点です。dlex.exeの実装を調べると、集合型を使った演算がいくつかあります。
- 和集合(+)
- 差集合(-)
- 積集合(*)
しかしながら、Unicodeの文字を保持できない。型CClassをString型に変えて、参照、操作の仕方を片っ端から変えればいけるのか試してみます。
Lex for Delphi(1)
ぼちぼち、Delphiで使える字句解析のコードが必要になってきました。ツールを使っていくうちに、処理の遅さが気になってきました。原因パターンマッチの遅さです。このパターンをコンパイルして速度を稼ぐために、字句解析のプログラムが必要になってきたのです。
調べてみると、Unicode未対応のプログラム(dyacclex-1.4)を見つけました。これを自分で直せないか思案しています。 いきなりLexのコードを修正するまえに、出力された字句解析のコードをどのように変えたら、Unicode対応できるか考えます
。課題は集合型で実装している部分です。集合型で文字のパターンを保持すると、Unicodeの文字列はcharに切り捨てられてしまいます。Lexが生成しコードのうち、判定の文字列を保持するレコード型を示します。
ccの型を集合型から文字列に変え、ccを参照するときの方法を変えてあげればUnicode対応のコードになりそうだ。
検証するためにサンプルプログラムを改変しました。サンプルプログラム(expr.exe)は数値を入力して、小数点の形式で数値を表示するプログラムです。指数表現1.25E+3のEの文字を無理くり、”あ”に変えます。つまり、1.25あ+3と入力します。"あ"には特別な意味はありません。ただ生成された字句解析のコードで、指数表現の部分が簡単に特定できたからです。
試してみると、字句解析はすんなり通りました。字句が切り出せて、コード値が帰ればOKです。実装がうまい具合に1つのモジュールに閉じていて、型と判定の修正だけでうまくいきます。
次なる課題は、字句解析のコードを生成するプログラムの方です。これも集合型を使っているため、Unicodeの文字はbyte charに縮小されてしまいます。
調べてみると、Unicode未対応のプログラム(dyacclex-1.4)を見つけました。これを自分で直せないか思案しています。 いきなりLexのコードを修正するまえに、出力された字句解析のコードをどのように変えたら、Unicode対応できるか考えます
。課題は集合型で実装している部分です。集合型で文字のパターンを保持すると、Unicodeの文字列はcharに切り捨てられてしまいます。Lexが生成しコードのうち、判定の文字列を保持するレコード型を示します。
type YYTRec = record cc : set of char; s : Integer; end;
ccの型を集合型から文字列に変え、ccを参照するときの方法を変えてあげればUnicode対応のコードになりそうだ。
type YYTRec = record cc : String; s : Integer; end;
検証するためにサンプルプログラムを改変しました。サンプルプログラム(expr.exe)は数値を入力して、小数点の形式で数値を表示するプログラムです。指数表現1.25E+3のEの文字を無理くり、”あ”に変えます。つまり、1.25あ+3と入力します。"あ"には特別な意味はありません。ただ生成された字句解析のコードで、指数表現の部分が簡単に特定できたからです。
試してみると、字句解析はすんなり通りました。字句が切り出せて、コード値が帰ればOKです。実装がうまい具合に1つのモジュールに閉じていて、型と判定の修正だけでうまくいきます。
次なる課題は、字句解析のコードを生成するプログラムの方です。これも集合型を使っているため、Unicodeの文字はbyte charに縮小されてしまいます。
2013年8月15日木曜日
データセットのI/Oを補足するコード(私家版#2)
これ自分用のコードです。
function libname(dsn) { i = index(dsn, "."); if (i > 0) { tmp = substr(dsn, 1, i - 1); } else { tmp = "WORK"; } return toupper(tmp); } function memname(dsn) { i = index(dsn, "."); if (i > 0) { tmp = substr(dsn, i + 1, length(dsn)); } else { tmp = dsn; } return toupper(tmp); } function ilog(path, dsn) { printf("R,%s,%s,%d,%s,%d\n", path, dsn, FNR, FILENAME, NR); return 1; } function olog(path, dsn) { printf("W,%s,%s,%d,%s,%d\n", path, dsn, FNR, FILENAME, NR); return 1; } /NOTE: ライブラリ参照名/ && /を次のように割り当てました。/ { libref = $3; getline; while ($1 != "物理名") { getline; } lib[libref] = $3; } $1 ~ /NOTE:/ && $2 ~ /データセット/ && $NF ~ /オブザベーションを読み込みました。/ { dsn = $3; libref = libname(dsn); mem = memname(dsn); if (libref != "WORK" && libref != "SASHELP") { dir = lib[libref]; if (dir != "") { tmp = sprintf("%s/%s.sas7bdat", dir, tolower(mem)); status = ilog(tmp, dsn); } else { printf("ERROR %s\n", dsn); exit; } } } $1 ~ /NOTE:/ && $2 ~ /データセット/ && $NF ~ /変数です。/ { dsn = $3; libref = libname(dsn); mem = memname(dsn); if (libref != "WORK" && libref != "SASHELP") { dir = lib[libref]; if (dir != "") { tmp = sprintf("%s/%s.sas7bdat", dir, tolower(mem)); status = olog(tmp, dsn); } else { printf("ERROR %s\n", dsn); exit; } } } $1 ~ /MPRINT\([A-Z0-9_]+\):/ && $2 ~ /^set$/ { match($3, /([a-zA-Z0-9_]+\.)?[a-zA-Z0-9_]+/); if (RLENGTH > 0) { dsn = substr($3, RSTART, RLENGTH); libref = libname(dsn); mem = memname(dsn); if (libref != "WORK" && libref != "SASHELP") { dir = lib[libref]; if (dir != "") { tmp = sprintf("%s/%s.sas7bdat", dir, tolower(mem)); status = ilog(tmp, dsn); } else { printf("ERROR %s\n", dsn); exit; } } } } END { print "_EOF_"; }
SASデータセットのI/Oを捕捉するコード(私家版)
SASログからI/Oを追いかける私家版のSASプログラム。入力のCSVファイルはAWKで作成しています。お客様先で大量のSASログから、入力と出力を特定するためのものです。入力ファイルで1件もデータを読まないで、僅かにMPRINTのログにしか手掛かりがないものが厄介です。
その他に、SASHELP.VTABLEを通してファイルの存在チェックをしているものなど、SASログには現れない入力があります。
その他に、SASHELP.VTABLEを通してファイルの存在チェックをしているものなど、SASログには現れない入力があります。
/* *++ * import io log-file *-- */ data iods; infile "c:\temp\iods.csv" dsd firstobs=2; attrib RW length=$1; attrib FILENAME length=$64; attrib DSN length=$32; attrib FNR length=8; attrib LOG length=$61; attrib NR length=8; input rw filename dsn fnr log nr; run; /* *++ * input data-set *-- */ proc sort data=iods out=ids; by filename nr rw; run; data ids; set ids; by filename nr rw; if first.filename and rw eq 'R' then output; run; proc sort data=ids; by nr; run; /* *++ * output data-set *-- */ proc sort data=iods out=ods; where rw eq 'W'; by filename nr; run; data ods; set ods; by filename nr; if last.filename then output; run; proc sort data=ods; by nr; run; /* *++ * make compare procedure statement *-- */ data _null_; set ods; attrib comment length=$256; attrib libstat length=$256; attrib titstat length=$256; attrib comproc length=$256; attrib mem length=$32; basedir = "/sumdata/bk02"; comment = "/* dsn=" || compress(upcase(dsn)) || " logfile=" || compress(log) || " line=" || compress(put(fnr, best.)) || " */"; put comment; i = 1; imax = length(filename); pos = 0; do i=1 to imax; if substr(filename, i, 1) eq '/' then pos = i; end; put "options nocenter;"; libstat = "libname tmp1 '" || compress(basedir) || substr(filename, 1, pos-1) || "' access=readonly;"; put libstat; libstat = "libname tmp2 '" || substr(filename, 1, pos-1) || "' access=readonly;"; put libstat; titstat = "title 'dsn=" || compress(upcase(dsn)) || " log=" || compress(log) || "';"; put titstat; mem = substr(dsn, index(dsn, ".")+1); comproc = "proc compare base=tmp1." || compress(mem) || " compare=tmp2." || compress(mem) || " maxprint=5;"; put comproc; put "run;"; put "title;"; put ; run;
2013年5月3日金曜日
TExcelApplicationでExcelの書式設定を行う
Officeを2007から2013にアップグレードしたため、いくつかのアプリケーションを点検しています。そんな中で、TExcelApplicationを使ったサンプルを見つけ、Office2013で動くか試してみました。問題なく動いています。
元ネタは、Delphi-Fanの「Excelの書式設定を行う」を利用させていただきました。Excel絡みのアプリケーションを組むことがあるので、大変勉強になるコードです。ブログにコメントが残せないので、ここでお礼申し上げます。
2013年4月28日日曜日
自宅PCをSSD化
連休は、自宅PCのハードディスクをSSDに換装しました。今のところ特段問題もなく、快適に動いています。入れ替えたのは、インテル Boxed SSD 335 Series
240GB MLC 2.5inch 9.5mm Jay Crest Reseller BOX SSDSC2CT240A4K5です。換装の手順は
換装前後で、ディスクのI/O性能を測って比較してみました。使ったのはCrystalDiskMarkです。なんだか、萌え絵がついたスペシャルバージョンをインストールしてしまいました。値をExcel2013でまとめて、グラフにしています。
- 筐体を開けて、SSDをセカンダリのディスクとして接続
- 起動してクローンのディスク作成のプログラムをインスト&実行
- 再起動してHDDからSSDへコピーされるのを待つ
- シャットダウンされたらセカンダリをプライマリのディスクとして入れ替え
換装前後で、ディスクのI/O性能を測って比較してみました。使ったのはCrystalDiskMarkです。なんだか、萌え絵がついたスペシャルバージョンをインストールしてしまいました。値をExcel2013でまとめて、グラフにしています。
HDDとSSDの比較
換装前
SSD換装後
2013年2月16日土曜日
年齢の計算
YRDIFを年齢の計算に使っていましたが、不具合があることに気がつきました。結局、古典的なコードを引っ張り出して計算しています。
data _null_; format start end yymmdds10.; start = '01mar1992'd; end = '01mar1999'd; /* BUG */ dif = yrdif(start,end,'ACT/ACT'); put _all_; dif = intck('YEAR', start, end); /* 今年の誕生日がまだ来ていない場合は、数え年から1を引きます */ if (month(end) < month(start)) then dif = dif - 1; else if (month(end) = month(start)) and day(end) < day(start) then dif = dif - 1; put _all_; run;
2013年2月9日土曜日
Peek at your data using VBScript, OLE DB, and the SAS local data provider
SAS Local Data Providerを使って、SASデータセットの情報を読み取るサンプルコードです。元ネタはココですが、貼り付けるときにバックスラッシュが化けたのかそのままでは動きませんでした。少し手直ししています。SAS.EXEを起動しなくてもOKというのが軽くて良いのですが、果たして何に使うかは思案中です。Delphiで作るツールに役立つかも。
path = "C:\Program Files\SASHome\x86\SASEnterpriseGuide\4.3\Sample\Data" filename = "Candy_Sales_Summary" WScript.Echo "Path specified: " & path WScript.Echo "File name : " & filename ' Check registry for SAS Local Provider Set WSHShell = CreateObject("WScript.Shell") clsID = WSHShell.RegRead("HKEY_CLASSES_ROOT\sas.LocalProvider\CLSID\") 'clsID = WSHShell.RegRead("HKCRSAS.LocalProviderCLSID") WScript.Echo "DIAGNOSTICS: SAS.LocalProvider CLSID is " & clsID inProcServer = WSHShell.RegRead("HKCR\CLSID\" & clsID & "\InprocServer32\") WScript.Echo "DIAGNOSTICS: Registered InprocServer32 DLL is " & inProcServer ' Constants for ADO calls Const adOpenDynamic = 2 Const adLockOptimistic = 3 Const adCmdTableDirect = 512 ' Instantiate the provider object Set obConnection = CreateObject("ADODB.Connection") Set obRecordset = CreateObject("ADODB.Recordset") obConnection.Provider = "SAS.LocalProvider" obConnection.Properties("Data Source") = path obConnection.Open obRecordset.Open filename, obConnection, adOpenDynamic, adLockOptimistic, adCmdTableDirect 'Report on Fields in this data set WScript.Echo "" WScript.Echo "Opened data " & filename & ", Record count: " & obRecordset.RecordCount For Each Field In obRecordset.Fields If Field.Type = 5 Then pType = "Numeric" If Field.Type = 200 Then pType = "Character" WScript.Echo Field.Name & " " & pType Next obRecordset.Close obConnection.Close
2013年1月15日火曜日
SAS Log Inspector Version 1.2.0.0 リリース
3連休の間に機能追加しました。マッチングのパターンを画面上から追加、修正して、INIファイルに上書き保存することができるようにしました。INIファイルの書式の問合せが来ても面倒と考えての機能追加です。
この1.2.0.0は、IDEの環境を英語版にスイッチして、ビルドしています。Exportしたときのダイアログは何故か、日本語のままです。それと、ビルドの番号が自動的に上がらない現象がでています。
英語版のサイトに載せて公開することを検討しています。
SAS Log Inspectorの機能
- 複数のログファイルからエラー、バグに繋がるNOTEを集計
- 日本語と英語版のメッセージに対応
- Excelファイルにログをチェックした結果をエクスポート
- 任意のチェック項目を検査対象から外すことができる
- Notepadを起動して、該当のログファイルを参照できる
- マッチングパターンを画面から追加、修正できるように機能を追加
2013年1月14日月曜日
Delphi XE2でIDEが起動しない問題
開発環境のメモ書きです。
テクニカルサポートに確認が取れたわけではないので私の推測ですが、McAfee Host Intrusion Preventionのチェックに引っ掛かっていたようです。McAfeeのActivity Logにブロックの記録が残っていました。
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